タミフルの予防投与の効果は?インフルエンザ予防接種との違いと条件

インフルエンザでタミフルを予防投与って効果があるの?



毎年11月に入れば、インフルエンザに注意が必要になりますね。

インフルエンザウイルスに感染すると、高熱や強い全身症状に見舞われて相当な体力が失われます。


皆さんもご存知かと思いますが、十数年前からインフルエンザの治療に抗インフルエンザ薬が使われるようになりました。

抗インフルエンザ薬とは、インフルエンザウイルスの増殖を抑制するお薬です。

現在では、タミフルやリレンザなど4種類の抗インフルエンザ薬があります。


ここ最近では、これらの抗インフルエンザ薬を感染予防のためにも用いられるようになりました。

しかし、誰でも服用できるわけでなく、予防できる期間もインフルエンザの予防接種とは全く異なるものです。


今回は、この抗インフルエンザ薬の一つであるタミフルについて、予防投与の効果や費用、予防接種との違いをご紹介していきます。

ネットで公開されている情報をまとめましたので、是非最後までお付き合いください。

インフルエンザ予防薬「タミフル」の効果は?

抗インフルエンザ薬「タミフル」は、インフルエンザウイルスの増殖を抑制するお薬です。

インフルエンザ発症後、48時間以内に服用治療を開始すると効果を発揮します。

インフルエンザに感染した場合にはすごく有難いお薬に思われますが、稀に重大な副作用が起こることも確認されています。

たとえば、タミフルを服用した後に異常行動が発現したという報道は誰しも聞いたことがあると思います。


実際には、タミフルと異常行動の因果関係については未だ解明されていません。

それでも2007年より10歳代への投与は禁止となりましたので注意が必要です。

現在では、「タミフル」は10歳未満の子供と成人に限定されて処方されています。
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インフルエンザ予防接種と予防薬タミフルの用途の違い

インフルエンザウイルスは感染力が強く、あっという間に人から人へと感染していきます。

間近に感染した人がいると、感染防止が大変ですよね?

そのようなときに効果を発揮してくれるのが予防薬としてのタミフルです。


タミフルは市販薬ではなく、病院で処方してもらうお薬です。

しかし、誰にでも処方して頂けるわけではありません。


インフルエンザの予防方法としては、誰もが知っている「予防接種」があります。

それでは、この「予防接種」「予防薬タミフル」の違いについてみてみましょう。

インフルエンザ予防接種の予防期間

インフルエンザ予防といえば、インフルエンザの予防接種が代表的ですね。

では、タミフルを服用して感染を予防する方法と、インフルエンザ予防接種を受けて感染を予防する方法の違いは何でしょうか?

この2つの違いは、「予防期間」によるものだと言われています。

それでは、それぞれについて解説していきましょう。

タミフル予防投与の予防期間

インフルエンザの予防接種は、希望に応じて誰でも医療機関で受けることができます。

予防接種を受けておくと、インフルエンザが流行している期間中、ほぼウイルスの感染を防ぐことができます。

稀に、接種していてもインフルエンザに感染することがありますが、たいていの場合は軽症で済むようです。

タミフルが予防薬として処方される条件

タミフルは、1日1錠(75㎎)を7~10日ほど飲み続けることでインフルエンザの感染を予防することができます。

但し、予防できるのはタミフルを服用している期間のみです。

お薬の服用が終わると同時に、感染を予防する効果が無くなります。


つまり、インフルエンザが流行している期間中、感染を予防する目的で用いられるのがインフルエンザの予防接種です。

タミフルは、ある一定の期間だけ感染を予防する目的で用いられます。

インフルエンザに感染すると『非常に高いリスクを背負ってしまう人』とは?



タミフルが予防薬として処方されるには条件があります。

タミフルは、感染する確率が非常に高い環境下で、感染すると重症化する危険性のある人を対象に投与されます。


この場合、タミフルを予防薬として投与してもらえる対象者は、『感染者の同居家族』が原則とされています。

インフルエンザウイルスの感染力は非常に強く、家族内で感染者がでると、瞬く間に家族間で感染が拡がってしまいます。

このようなときに、二次感染を防ぐために処方されるのが、タミフルの予防投与です。


ただ、家族内に感染者がでたからといって、家族全員に処方してもらえるわけではありません。

あくまでも、インフルエンザに感染すると『非常に高いリスクを背負ってしまう人』に限られます。


インフルエンザは通常の風邪とは違って、重症化したり、合併症を引き起こしたりする侮れない疾病です。

特に、免疫力の低い人や持病のある人が感染すると、重症化する危険性が高まります。

このように、感染するとリスクが高いと判断された場合に限ってタミフルが処方されます。

タミフルを予防投与する場合の費用は?保険は適応される?

では、「リスクの高い人」とは、どのような人があてはまるのでしょうか?

中外製薬の添付書には、次のような方が対象に記されています。

・65歳以上の高齢者

・慢性呼吸器疾患(気管支喘息や慢性肺気腫、肺結核など)を患っている方

・慢性心疾患(心筋梗塞や心不全など)を患っている方

・腎機能障害を患っている方

・糖尿病など代謝性疾患を患っている方   

など

その他、医療従事者など、感染者と濃厚な接触があった人はタミフルの投薬対象となることがあります。


ただ、インフルエンザが大流行すると、タミフルは大半が治療に使われてしまいます。

その場合、タミフルに余裕が無くなると予防にまで行き届かなくなります。

やはり、できればから前もって予防接種などの対策をしておくことが大切ですね。

最後に・・・

残念ながらタミフルの予防投与には保険は適応されません。

タミフルを予防薬として処方してもらう場合は、保険は適応されないので100%自費となります。


タミフルは、最大で10日分が投与されますが、調剤料込みで4,420円という費用が発生します。

そこに診療費が加算されると5,000円以上の費用が必要となることが多いようです。

費用については、医療機関によって多少違うので、前もって確認しておきましょう。


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最後に・・・

いかがでしたか?

今回は、タミフルの予防投与について効果や費用などをご紹介しました。

予防薬としてのタミフルについて、少しでもクリアになればと思います。


実際、注射薬がインフルエンザ予防接種で、内服薬がタミフル、と勘違いしている人もおられるようです。

上述どおり、タミフルは「極めて感染しやすい環境」で「感染するとリスクが高い」という条件が満たされなければ投与されません。

インフルエンザ感染を予防するには、やはり早めの予防接種が効果的ですね。


最後までありがとうございました。

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