子供がヘルパンギーナに感染!初期症状は?



・・・小さい子供の親なら気になりますよね?


ヘルパンギーナは、毎年5月頃から流行り始めて7月をピークに流行する夏風邪の一種です。

『子供の感染症』といわれるほど、感染者の9割以上が4歳以下の乳児や幼児で占めています。

特に、1歳代の感染が多くみられるのが特徴の感染症です。


皆様もご存知とは思いますが、ヘルパンギーナが流行する時期には、同時に手足口病も流行りますね。

手足口病も、感染者の大半が子供なので、『子供の感染症』として知られています。

ヘルパンギーナも手足口病も「口の中に水疱ができる」いう症状から始まります。

そのため、初期にはどちらの病気か判断しにくいですね。


今回は、ヘルパンギーナについて初期症状や感染時の治療法を詳しくご紹介したいと思います。

是非参考にしてくださいね。

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ヘルパンギーナとは?

ヘルパンギーナは、「エンテロウイルス」と呼ばれるウイルス群に属するウイルスが原因で引き起こされる「急性咽頭炎」のことを言います。

ヘルパンギーナを引き起こすウイルスは複数存在していますが、コクサッキーウイルスA群が最も多くみられます。


エンテロウイルス群に属するウイルスには、

コクサッキーウイルス(A群)

コクサッキーウイルス(B群)

エコーウイルス

エンテロウイルス(68型~72型)

などがあります。

ちなみに、同じ時期に流行する手足口病も、コクサッキーウイルスA群の感染症なのです。

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ヘルパンギーナの感染経路

ヘルパンギーナの感染経路としては、

感染者のウイルスの混じった咳やくしゃみの飛沫を吸ってしまうと、感染を起こす「飛沫感染」

ウイルスが付着した物を触った手指で目や鼻をいじくったりすると、感染を起こす「接触感染」

オムツ交換のときなど、ウイルスの混じった排泄物を処理した後、不十分な手洗いで食物を触ったり、手指を口に入れたりすると感染を起こす「糞口感染」

の3つのパターンがあります。

ヘルパンギーナの潜伏期間と感染力

ヘルパンギーナの場合、ウイルスの潜伏期間は2~4日です。

そして、発熱している期間(発症から2~3日)が感染力の最も強い時期になります。


ヘルパンギーナは1週間程度で回復し、感染力は一気に弱まりますが、まったく感染しないわけではありません。

からだが元気になっても、発症から1ヶ月くらいは、ウイルスの混じった便が排泄されるので注意が必要です。

このあたりは手足口病と同じですね。

ヘルパンギーナの症状は?



ヘルパンギーナは、一般的になんの前兆が全くなく、突然発症します。

そのため、潜伏期間での判断はまず不可能です。


では、時間を追いながらヘルパンギーナの症状を説明していきましょう。

【ヘルパンギーナの症状】いきなりの高熱!熱性けいれんも!

ヘルパンギーナが発症すると、いきなり38~40℃の高熱に見舞われます。

また、熱は2~3日続きます。


この他、発熱と同時に熱性けいれんを起こすこともあります。

「けいれん」と聞いただけでも、ドキドキしますね。

でも、熱性痙攣の場合は、後遺症が残ったりすることは殆どないので、まず心配はいりません。

【ヘルパンギーナの症状】水疱が潰瘍になり痛みを生じる!

喉の奥の方(喉ちんこのあたり)に赤色をした小さな水疱がたくさんでき、喉が赤く腫れます。

2~3日すると、水疱は破れて潰瘍(=口内炎)となり、喉に強い痛みを生じます。

喉の痛みは、4~5日で治まってきます。

【ヘルパンギーナの症状】食欲不振・嚥下が困難に!

高熱が続き、喉の痛みが強くなる場合があります。

喉の痛みが激しい場合、食物を摂取するどころか水を飲むことさえ困難になります。

この時、脱水症状にならないように注意が必要です。

【ヘルパンギーナの症状】ひどい倦怠感や関節痛の症状が!

全身がだるくて元気がなく、不機嫌になります。

また、関節に痛みが生じることがあります。

【ヘルパンギーナの症状】咳や鼻水は出ない?

ヘルパンギーナは夏風邪の一種ですが、通常の風邪のように咳や鼻水が伴うことはありません。

ただ、ヘルパンギーナと一緒に風邪を引くことがあります。

このような場合には、咳や鼻水を伴います。

ヘルパンギーナは合併症に注意

稀にですが、ヘルパンギーナは、髄膜炎などの病気を併発することがあります。

「熱が下がらない」「首に痛みが生じる」「頭痛や吐き気、嘔吐」などの症状が現れたときには、髄膜炎が疑われます。

特に長期間熱が下がらない場合や激しい頭痛の症状があるときには「無菌性の髄膜炎」の可能性がありますので、早めに病院で受診しましょう。


ヘルパンギーナの合併症としては、髄膜炎の他にも脳炎や急性心筋炎などがあります。

少しでも子供の様子がおかしい場合は、速やかに診察を受けるように心がけましょう。

ヘルパンギーナと手足口病の違いは?



コクサッキーウイルスA群の感染症であるヘルパンギーナと手足口病。

この2つの感染症の症状の違いは、大きく分けて2つあります。


ここでは、この2つの症状の違いについてご紹介します。

是非判断のひとつとして参考にしてください。

発疹

ヘルパンギーナと手足口病では、どちらも口内に水疱がでます。

しかし、手足口病ではその名の通り手や足などに発疹が出るのに対し、ヘルパンギーナではこの発疹は現れません。

手や足などに発疹の症状がある場合は、手足口病を疑うべきでしょう。

熱の温度

手足口病の場合、発熱の症状はありますが、大抵は37℃~38℃で高熱は出ません。

しかし、ヘルパンギーナの場合は、39℃~40℃の高熱の症状が現れる場合が多くなります。

ただし、手足口病でも高熱の症状が出ることもありますので、正確な判断は病院で診察を受けてください。

ヘルパンギーナの治療法

ヘルパンギーナの特徴的な症状は、『高熱』と『口の中の水疱』です。

では、この症状にどんな治療法が用いられるのでしょう?


ヘルパンギーナには予防ワクチンや特効薬がないため、病院では対症療法が行われます。

まず、ヘルパンギーナで高熱が続いているときには、解熱剤が処方されます。


また、高熱が続くときには十分な水分の補給が必要になりますが、ヘルパンギーナの場合は口の中の痛みによって、なかなか水分摂取ができません。

そのようなときには、脱水症状に陥らないよう点滴治療が施されます。


この他、食欲がない場合はアイスクリームやゼリーなど、喉の通りがよく痛みの少ない食物を食べさせてあげましょう。

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最後に・・・

いかがでしたか?

今回は、子供がヘルパンギーナに感染した場合の初期症状や感染経路、潜伏期間についてご紹介しました。


手足口病をご存知の方は、おわかりかと思いますが、ヘルパンギーナと手足口病は似たところが多いですね。

手足口病は、微熱程度の熱で治まりますが、ヘルパンギーナは高熱に見舞われることが多いです。

時間が経つと、手足口病は、手や足に水疱が現れますが、ヘルパンギーナの水疱はお口の中だけです。

どちらも、1週間前後で回復する軽症の病気ですが、稀に髄膜炎を併発することがあるので、経過をしっかりと観察しましょう。


これらの違いを覚えておけば、いざって時に困らずに判断できるはずです。

子供は自分で症状や状況を伝えることが出来ないこともあります。

少しでも様子がおかしいと思ったら、迷わずに病院で受診することをおすすめします。


最後までありがとうございました。

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