インフルエンザの治療薬リレンザには、どんな効果や副作用があるの?

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毎年11月に入ると、インフルエンザが気になりますね。

インフルエンザウイルスは感染力が強く、あっという間に人から人へと感染してしまいます。

インフルエンザに小さいお子様や高齢者が感染すると、重症化することも多く決して侮れない疾病ですね。


そんなインフルエンザには、「抗インフルエンザ薬」と呼ばれる薬があります。

日本で処方される抗インフルエンザ薬は、タミフル、リレンザ、イナビル、ラピアクタの4種類です。


今回は、この抗インフルエンザ薬の中から、小児から大人まで幅広い年齢層で服用できる「リレンザ」についてご紹介いたします。

効果や副作用について知りたい方は、ネットで公開されている情報をまとめましたので、是非最後までご覧ください。

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インフルエンザの薬「リレンザ」とは

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リレンザの正式名称は「ザナミビル水和物」といい、専用の吸入器を使用して吸入投与する吸入薬です。

吸入式のメリットとしては、迅速に薬剤を気道に届けることはでき、インフルエンザウイルスの増殖を抑えることです。

そのため、タミフルなどのカプセル剤よりも気道に対して効果や即効性があります。


リレンザはノイラミニダーゼ阻害薬で、A型、B型のインフルエンザの治療に用いられています。

A型やB型のインフルエンザウイルスの表面にある酵素を阻害して、インフルエンザウイルスの増殖を抑制します。

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抗インフルエンザ薬「リレンザ」の効果

吸入タイプのリレンザは、直接気道にお薬成分を与えることができるため、錠剤よりも即効性が高いお薬です。

正しく服用することで、自然治癒に比べて半日~3日程度回復が早いと言われています。


ただし、リレンザはあくまでもインフルエンザウイルスの増殖を抑えるための薬です。

そのため、即効性のある解熱の効果や痛みの緩和は期待できませんので覚えておきましょう。


また、リレンザを服用したからといって、インフルエンザ脳症など合併症が予防できるわけではありません。

症状が芳しくなかったり、別の症状が現れたときには、すぐに医療機関で受診されることをおすすめします。


抗インフルエンザ薬「リレンザ」の適応年齢

リレンザは吸入薬ですので、タミフルなどのカプセル剤よりも幅広い年齢層に使用できます。

5歳くらいの子供でも、吸入が出来れば服用可能です。

ただし、小さい子供の場合は上手に吸引できないこともありますので、使用する際は大人が必ず注意してみてあげましょう。


抗インフルエンザ薬「リレンザ」の容量と服用方法

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リレンザは専用の吸入器を用いて、1日2回、5日間続けて服用します。

症状が軽減されたからといって途中で止めてしまうと、インフルエンザウイルスが再び増殖し、症状を悪化させてしまいますので注意しましょう。



1回に吸入する量は10ml(ブリスター2つ分)で、大人も子供も同量です。


服用方法は、専用の吸入器にリレンザを正しくセットします。

薬がこぼれてしまわないように吸入器を水平に持ちます。

そして、吸入器を加えた状態で息を早く深く吸い込みます。

吸入器を口から外し、そのまま2~3秒程度息をとめます。


これを2回おこなえば終了です。



リレンザ吸引時の注意点としては、

・空気孔をふさがないここと

・薬がこぼれてしまわないように吸入器を水平に持つこと

・吸入後2~3秒間息を止めてから、ゆっくり息を吐くようにすること

になります。



リレンザもイナビルなどのインフルエンザ治療薬と同じく、服用開始日が重要になります。

リレンザは、インフルエンザウイルスの増殖を抑制することが目的のため、発症から48時間以内の服用が効果的です。

インフルエンザの兆候が見られたら、一刻も早く治療を開始することが必要です。


抗インフルエンザ薬「リレンザ」の副作用

吸入薬のリレンザは、比較的副作用が出にくいといわれていますが100%でないわけではありません。

どのようなお薬でも副作用はありますが、リレンザにも次のような注意事項があります。


また、インフルエンザの治療薬の場合、気になるのは「異常行動」の可能性でしょう。

それでは、このリレンザの副作用を、「軽度」「重度」「異常行動」に分けて見ていきましょう。


【リレンザの副作用】軽度

リレンザの主な副作用には、下痢や腹痛、嘔吐、頭痛などが挙げられます。

ほとんどの場合、しばらくすると症状は軽減されるか治まります。

ただし、症状が継続するようなら、念のために医療機関で受診しましょう。

【リレンザの副作用】重度 

リレンザの副作用には、大変重い副作用につながる危険性があるものもあります。

その場合、命に関わることもあるので、早急に治療が必要となります。

ショック、アナフィラキシー症状
次のような症状が現れた場合、ショック、アナフィラキシーなどの危険性があります。

・息が苦しい

・咽頭や喉頭の浮腫

・呼吸困難

・血圧の低下

など

呼吸に関わる症状
次のような症状が現れた場合は、呼吸困難、気管支攣縮などの危険性があります。

・息切れがする

・息を吸い込むとヒューヒューという音がする

・呼吸がしにくい 

など

皮膚や粘膜の症状
次のような症状が現れた場合は、中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜症候群、多形紅斑などの危険性があります。

・目が充血する

・発熱する

・皮膚が赤くなり、擦ると剥がれ、火傷のときのようにただれてしまう

など

【リレンザの副作用】異常行動

抗インフルエンザ薬「タミフル」は、服用後に異常行動が認められたことで有名ですが、リレンザでも報告があがっています。

異常行動については、明確な原因はわかっていませんが、多くの場合、お薬の服用を開始してから48時間以内に起こるようです。

特に、異常行動は、睡眠中や覚醒直後に多くみられます。

少なくとも2日間は、周りの人が注意して観察してあげることが肝要です。


実際の異常行動としては、

突然走りだす

飛び降り

会話中、突然意思疎通ができなくなる

おびえや恐怖状態に陥る

激しいうわごとや寝言をいう

わめく、叫ぶ

泣き止まない

などがある言われています。


ただ、今のところ因果関係を立証することはできておらず、近年では、「インフルエンザによる発熱からの脳の損傷」が異常行動の原因だとの報告もあります。


妊婦や授乳中にイナビルは使用可能?

妊婦や授乳中のリレンザの服用についてですが、添付文書では、

「妊娠中の方に対しては治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること、授乳中の方に対しては投与する場合には授乳を避けさせること」

と記載されています。


厚生労働省からは、妊婦の方がリレンザを使用したとしても、胎児に重大な影響を及ぼす可能性はほとんどないと発表されています。

しかし、インフルエンザ患者にリレンザ投与後、失神・ショック症状があらわれたという例も報告されています。


使用する際には必ず医師に相談の上、しっかりと使用を検討しましょう。


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最後に・・・

いかがでしたか?

今回は、インフルエンザ治療薬リレンザの効果や副作用をご紹介しました。


現在、抗インフルエンザ薬は様々なものがあります。

タミフルは錠剤、リレンザとイナビルは吸入薬、ラピアクタは点滴と、お薬のタイプもいろいろです。


しかし、インフルエンザに適応する有難いお薬ですが、どのお薬も21世紀になってから出回ったお薬です。

まだまだお薬の歴史が浅いので、「強すぎないのかな?」とか「副作用があるのでは?」と不安に思っている人も少なくありません。

特に小さいお子様にお薬を与えるときには、心配がつきませんね。


実際、医療機関によって処方される治療薬も変わってきます。

よく医師と相談し、しっかりと検討して薬を選択してください。


最後までありがとうございました。

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