おたふく風邪で最も注意が必要な合併症。

それは、無菌性髄膜炎と言われています。

頭痛マスク女性


無菌性髄膜炎は、おたふく風邪から引き起こる合併症の中で最も多くみられます。

そして、子供だけでなく大人にも発症の危険性がある疾病です。


今回は、おたふく風邪が重症化した場合に起こる合併症『無菌性髄膜炎』の症状や治療、後遺症についてご紹介します。

ネットで公開されている情報をまとめましたので、是非参考にしてください。

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おたふく風邪の合併症『無菌性髄膜炎』とは?

おたふく風邪は、どなたでもご存知の急性ウイルス疾患です。

大人になって感染すると生殖能力が無くなることもあるから子供のうちに感染したほうがよい!なんて耳にすることもありますね。

確かに、おたふく風邪から急性精巣炎卵巣炎を起こすと、そのような危険性もないわけではありません。


しかし、気を付けなければならない合併症は、他にも複数存在しています。

それが、『無菌性髄膜炎』です。


では、無菌性髄膜炎とは、どのような疾病なのでしょう?

今回は、この無菌性髄膜炎の症状や治療、後遺症についてご紹介します。


髄膜炎の主症状などを知っておくと、早期発見・早期治療ができます。

是非、ここで知識を修得しておきましょう。


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おたふく風邪の症状

まず、おたふく風邪の症状についてご説明します。

おたふく風邪の症状は、主に「腫脹・痛み・発熱」になります。


【おたふく風邪の症状】腫脹と痛み

おたふく風邪の場合、耳下腺顎下腺舌下腺などのあたりが腫れ、痛みを生じます。

両側が腫れる場合もあれば、片側だけが腫れる場合もあります。

中には、顎下腺や舌下腺だけが腫れることもあります。


腫脹は、腫れ始めてから3日目くらいまでがピークで、その後だんだんとひいてきます。

およそ1週間程度で腫れはおさまります。

ただ、耳下腺以外の部分(顎下腺や舌下腺)だけが腫れる場合があります。

その場合、痛みは耳下腺に比べて弱いのですが、腫れは耳下腺より長引く傾向にあります。


【おたふく風邪の症状】発熱

おたふく風邪に感染した場合、38℃前後の熱が3日程度続くことがあります。

ただ、感染した人の全員が発熱するわけではなく、平熱で治まる場合もあります。


おたふく風邪の合併症!無菌性髄膜炎を併発すると?

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上述どおり、おたふく風邪の症状は、だいたい発症から3日目くらいがピークで、そのご徐々に回復に向かいます。

つまり、発症してから1~2週間で治癒します。


ところが、3日以上たっても症状が緩まず、激しい頭痛嘔吐など新たな症状が現れることがあります。

そのようなときには、無菌性髄膜炎が疑われます。


無菌性髄膜炎とは、ウイルスが原因で脳膜に炎症がみられる疾病です。

それでは無菌性髄膜炎の症状や治療について詳しくご紹介します。


【おたふく風邪の合併症】無菌性髄膜炎の症状

無菌性髄膜炎の主症状は、「発熱・頭痛・嘔吐」です。

特に頭痛が特徴になります。


無菌性髄膜炎になると、40℃前後の高い熱がでて、数日間熱にうなされることがあります。

激しい頭痛が起こり、嘔吐を繰り返します。

そして、首の後ろが硬くなり、首が曲げづらくなります(項部硬直)


【おたふく風邪の合併症】無菌性髄膜炎の発症時期

無菌性髄膜炎は、おたふく風邪に感染し、耳下腺が腫れ始めてから3~10日後に発症します。

特に、腫脹の始まった日から4日以内に発症することが多いといわれています。


【おたふく風邪の合併症】無菌性髄膜炎の治療

ウイルスが原因で起こる髄膜炎には、特効薬がないので、対症療法(症状に合わせた治療)が行われます。

高熱には解熱剤を、頭痛には鎮痛剤が投与されます。

また、嘔吐が激しいときには、点滴が施されることがあります。


症状が激しい場合は入院を要することもありますが、いずれにしても多くは1~2週間で回復します。


【おたふく風邪の合併症】無菌性髄膜炎だけを発症した場合の後遺症

おたふく風邪による無菌性髄膜炎は、ほとんど予後は良好で、後遺症の心配はないといわれています。

しかし、無菌性髄膜炎から更に合併症を引き起こすと後遺症の危険性が高くなります。

例えば、ムンプス難聴脳炎です。


【おたふく風邪の合併症】無菌性髄膜炎にムンプス難聴を併発した場合の後遺症

おたふく風邪から無菌性髄膜炎を発症すると、ムンプス難聴を合併してしまうことがあります。

ムンプス難聴を引き起こすと、音を感じ取る神経がウイルスに破壊されてしまうため、耳が聞こえなくなります。(難治性難聴)

残念ながら、一度失った聴力を回復させることはできないため、後遺症として残ります。


【おたふく風邪の合併症】無菌性髄膜炎に脳炎を併発した場合の後遺症

おたふく風邪から無菌性髄膜炎を発症すると、脳炎を併発することがあります。

脳炎が併発すると無菌性髄膜炎の症状に加えて、意識障害や痙攣などが起こります。


脳症の場合、基本的に予後は比較的良いといわれています。

しかし、稀に顔面神経麻痺などの後遺症が残ります。

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最後に・・・

いかがでしたか?

今回は、おたふく風邪の合併症である無菌性髄膜炎についてご紹介しました。

無菌性髄膜炎はおたふく風邪の合併症として最も多い症状です。


ただ、実際にはおたふく風邪から起こる合併症には、無菌性髄膜炎だけではありません。

例えば、ムンプス難聴、急性精巣炎や卵巣炎、膵炎などがあげられます。


おたふく風邪に感染したときには、大人も子供も、経過をよく観察することが大切です。

おたふく風邪の症状とはちょっと違うのでは?と感じたら、すぐさま医療機関で受診しましょう。


最後までありがとうございました。

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